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管仲 下

文春文庫 み19−17

出版社名 文藝春秋
出版年月 2006年7月
ISBNコード 978-4-16-725918-1
4-16-725918-4
税込価格 803円
頁数・縦 333P 16cm
シリーズ名 管仲

商品内容

要旨

鮑叔は斉国の公子小白の傅となり、管仲はその兄弟・公子糾の家宰となった。君主の座をめぐる争いで、二人は戦場で敵同士となる。追いつめられた管仲の放った一矢は虚空を横切り、小白の腹部に刺さった…。新しい時代の霸者が生まれるまでのドラマを、鋭い人物描写と為政への洞察で読ませる渾身の長編。

おすすめコメント

時は春秋時代前期。「管鮑の交わり」で知られる斉の国の名宰相・管仲の生涯と、鮑叔との信義を描く。 斉の大夫の家に生まれた鮑叔の明るい才と、若いときから不遇が続いた管仲の深い個性は、出会った時から惹かれあう。青年時代に共に遊学や商いをして各国をめぐったことで、絆はより深くなった。 後に敵味方に分かれて戦場に立ってもなお信を抱き、ついには手をとり合い斉の名宰相・大夫として、君主の桓公を覇者にするまでを、鋭い人物描写と為政への洞察で読ませる渾身の歴史長編。

著者紹介

宮城谷 昌光 (ミヤギタニ マサミツ)  
昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)