• 本

少年記

文春文庫

出版社名 文藝春秋
出版年月 2004年8月
ISBNコード 978-4-16-726916-6
4-16-726916-3
税込価格 628円
頁数・縦 285P 16cm

商品内容

要旨

戦争末期、疎開先の熊本の小学校に入学した少年は、山河に魚を捕り鳥を追ううち自然の豊饒さに感動し、学び、己れの成長を自覚してゆく。しかし少年はやがて受験勉強に励むようになり、都市と田園の生活に引き裂かれていく…。自伝の傑作『旅へ』につながる、多感な少年期を綴った新しい成果。他に「南にありて」13篇を収録。

目次

少年記(川が美しかった夏
村の青年たち
ぼくたちの三角ベース
兄の土俵入り ほか)
南にありて―鹿児島日記(さようなら、道ネエ
薩摩隼人の宴
詩吟を差し入れた夜
九十九島の焚火 ほか)

著者紹介

野田 知佑 (ノダ トモスケ)  
1938(昭和13)年、福岡県生まれ。早稲田大学文学部英文科卒。教員、雑誌記者を経てエッセイストに。「川遊びカヌー」を提唱し、国内をはじめ欧米、オーストラリア、ニュージーランド、インドネシアの川を楽しむ一方、環境破壊につながる河川改修、ダム開発をおしすすめる国土交通省の蛮行を一カヌーイストの立場から告発し続けている。82年、『日本の川を旅する』で第9回日本ノンフィクション賞新人賞、98年、一連の活動に対して毎日スポーツ人賞文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)