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桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝

文春文庫

出版社名 文藝春秋
出版年月 2005年3月
ISBNコード 978-4-16-735006-2
4-16-735006-8
税込価格 996円
頁数・縦 638P 16cm

商品内容

要旨

前作『辻音楽師の唄』に続き、本書では絶頂期から玉川上水心中までの、天才の作品と後半生が活写される。創作活動に夫人が果たした役割、キリスト教の影響、『如是我聞』悪口の背景、井伏鱒二との関係など、同じ津軽の血をもつ著者ならではの眼で明らかにされる、死に到る太宰の心情とは。大仏次郎賞、和辻哲郎文化賞受賞の力作。

目次

出会い
アリアドネの糸
恋文
出発
新しい生活
最初の読者
変身
生きたキリスト
「美談」の韻律
地上の国と天上の国
Last one
銃後の覚悟
最高の喜劇作者
桜桃のかなしみ
最後の逆説
地上の別れ

おすすめコメント

妻美知子との出逢いから玉川上水心中まで、天才作家の後半生を描き、大佛次郎賞、和辻哲郎文化賞を受賞した太宰治評伝の決定版!前作『辻音楽師の唄』に続き、本書では絶頂期から玉川上水心中までの、天才の作品と後半生が活写される。創作活動に夫人が果たした役割、キリスト教の影響、 如是我聞 悪口の背景、井伏鱒二との関係など、同じ津軽の血をもつ著者ならではの眼で明らかにされる、死に到る太宰の心情とは。大佛次郎賞、和辻哲郎文化賞受賞の力作。

著者紹介

長部 日出雄 (オサベ ヒデオ)  
1934年、青森県弘前市生まれ。早稲田大学中退。週刊誌記者、ルポライター、映画評論家等を経て作家生活に入る。73年、「津軽世去れ節」「津軽じょんから節」で直木賞受賞。『鬼が来た 棟方志功伝』で芸術選奨文部大臣賞、『見知らぬ戦場』で新田次郎文学賞をそれぞれ受賞。太宰治の幼年期から青春時代を描いた『辻音楽師の唄―もう一つの太宰治伝』に続き、その絶頂期から玉川上水心中に到るまでを描いた『桜桃とキリスト―もう一つの太宰治伝』で大仏次郎賞、和辻哲郎文化賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)