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二葉亭四迷の明治四十一年

文春文庫

出版社名 文藝春秋
出版年月 2003年7月
ISBNコード 978-4-16-751908-7
4-16-751908-9
税込価格 649円
頁数・縦 334P 16cm

出版社・メーカーコメント

明治期、夢を追い続けた自由な精神を辿る 明治後期、社会は既にほぼ現代と同じ構造を整えていた。では、明治にあって現在にないものとは?日本人が失った「志」を探る論考 言文一致体の提唱者として文学史に名を残す二葉亭四迷は小説家の他にロシア文学者、大陸浪人など様々な顔を持つ複雑な人物だった。明治後期、文明の利器の有無を除けば、社会構造は現代と殆ど違わぬ段階に達していたが、人々は「生活上の緊張感と志の高さ」を未だ失わずにいた。明治の時代精神を描く長編評論。解説・高橋源一郎