• 本

天使の街の地獄

文春文庫

出版社名 文藝春秋
出版年月 2001年3月
ISBNコード 978-4-16-752772-3
4-16-752772-3
税込価格 901円
頁数・縦 563P 16cm

商品内容

要旨

麻薬組織の大物、リチャーズの母親が惨殺された。事件の担当刑事である私に、リチャーズは取引をもちかけた―五十万ドルで犯人を売れ。そのとき私は思ったのだ、やつの裏をかいてやれと。だが事態は私の予想を超えた悲劇を生んで…。正義を求めて現代の魔都をさまよう刑事の「地獄めぐり」を描く新感覚のハードボイルド。

著者紹介

レイナー,リチャード Rayner,Richard
イギリス、ヨークシャー生まれ。ケンブリッジ大学卒業。現在はロサンジェルス在住。自伝的な処女長篇「Go!Go!L.A.」(徳間文庫)はM・カウリスマキ監督で映画化された。長篇小説としては第3作にあたる本書は、O・J・シンプソン事件やストリートギャングの暗躍に象徴されるロサンジェルスの頽廃を内省的な刑事の眼を通して描くユニークなハードボイルド・ミステリである
吉野 美恵子 (ヨシノ ミエコ)  
1944(昭和19)年、東京都生まれ。日本女子大学英文学科卒業。英米文学翻訳家。主な訳書に、ジェイムズ・エルロイ「ブラック・ダリア」、スティーヴン・キング「トミーノッカーズ」、マーサ・グライムズ「『酔いどれ家鴨』亭のかくも長き煩悶」(いずれも文春文庫)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)