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こぶしの上のダルマ

文春文庫 な26−15

出版社名 文藝春秋
出版年月 2008年4月
ISBNコード 978-4-16-754515-4
4-16-754515-2
税込価格 576円
頁数・縦 233P 16cm

商品内容

要旨

人生の関所を通り過ぎたいま、苛烈な思い出と和解を果たす。どこからきてどこへ消えたのかもわからないままのおばさんも、折り合いの悪いまま逝ってしまった父親も、故郷の廃屋に茂る夏草さえ、いまはただ愛おしい。医者であり小説家である著者が、魂の再生を静かに描いて、深い感動を呼ぶ八篇の連作小説集。

著者紹介

南木 佳士 (ナギ ケイシ)  
1951年、群馬県に生れる。秋田大学医学部卒業。現在、長野県佐久市臼田に住み、佐久総合病院に勤務。地道な創作活動を続けている。81年、難民医療日本チームに加わり、タイ・カンボジア国境に赴く。同地で「破水」の第53回文學界新人賞受賞を知る。89年、「ダイヤモンドダスト」で第100回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)