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いとま申して 『童話』の人びと

文春文庫 き17−8

出版社名 文藝春秋
出版年月 2013年8月
ISBNコード 978-4-16-758608-9
4-16-758608-8
税込価格 792円
頁数・縦 411P 16cm

商品内容

要旨

父が遺した日記に綴られていたのは、旧制中学に学び、読書と映画を愛し、創作と投稿に夢を追う父と友人たちの姿だった。そして彼らが夢を託した雑誌「童話」には、金子みすゞ、淀川長治と並んで父の名が記されていた―。著者の父の日記をもとに、大正末から昭和初年の主人公の青春を描く、評伝風小説。

著者紹介

北村 薫 (キタムラ カオル)  
昭和24(1949)年、埼玉県生れ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。高校で教鞭を執りながら、昭和59年創元推理文庫版日本探偵小説全集を編集部と共同編集。平成元(1989)年、「空飛ぶ馬」でデビュー。平成3年、「夜の蝉」で日本推理作家協会賞、平成18年、「ニッポン硬貨の謎」で本格ミステリ大賞(評論・研究部門)、平成21年、「鷺と雪」で直木賞を受賞。アンソロジーの編集や、エッセイ、評論などにも腕を振るう“本の達人”としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)