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発明マニア

文春文庫 よ21-6

出版社名 文藝春秋
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-16-767106-8
4-16-767106-9
税込価格 922円
頁数・縦 591P 16cm

商品内容

要旨

小さいころから発明好き、工夫好きだった著者が最後に残した119の「せこい発明でこの世の大問題を解決するしかけ」。「無敵の性欲増進法」「日本人男性の誇りと自信向上計画」「情緒安定なでなで装置」など、ウィットとユーモア、そして正義感溢れる米原万里ワールド。著者の絶筆となった連載。

目次

2003年(夢送り込み装置
男女共同参画的便器 ほか)
2004年(モグラ型シェルター
ガキリンガル ほか)
2005年(「9・11」以降受難の航空業界を救うアイディア
いつでもどこでも賽銭箱 ほか)
2006年(「創造的な」判決を下す裁判官の判例
子どもも幸せで犬も幸せな防犯体制 ほか)

おすすめコメント

通訳界の「エッ勝手リーナ」として君臨していらした米原さんが亡くなられて4年。亡くなる直前まで「サンデー毎日」に連載されていた『発明マニア』の文庫化です。妹の井上ユリさんによると、米原さんは小さい頃からの発明好き、工夫好き。この連載のコンセプトを「せこい発明でこの世の大問題を解決するっていうしかけ」とおっしゃっていたそうです。単行本刊行時のあとがきはユリさん、文庫版解説の執筆者は親交の深かった佐藤優さんです。

著者紹介

米原 万里 (ヨネハラ マリ)  
1950年生まれ。元ロシア語会議通訳、作家。59~64年、在プラハ・ソビエト学校に学ぶ。東京外国語大学ロシア語学科卒業、東京大学大学院露語露文学修士課程修了。80年設立のロシア語通訳協会の初代事務局長を務め、95~97年、03~06年会長。92年、報道の速報性に貢献したとして、日本女性放送者懇談会賞を受賞した。著書『不実な美女か貞淑な醜女か』(徳間書店、新潮文庫)で読売文学賞、『魔女の1ダース』(読売新聞社、新潮文庫)で講談社エッセイ賞、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店、角川文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞、『オリガ・モリソヴナの反語法』(集英社、集英社文庫)でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)