• 本

文壇アイドル論

文春文庫 さ36−4

出版社名 文藝春秋
出版年月 2006年10月
ISBNコード 978-4-16-771708-7
4-16-771708-5
税込価格 692円
頁数・縦 318P 16cm

商品内容

要旨

「文学バブルの寵児」ともいえる村上春樹、俵万智、吉本ばなな。「オンナの時代の象徴」となった林真理子、上野千鶴子。「コンビニ化した知と教養の旗手」立花隆、村上龍、田中康夫―。膨大な資料を渉猟して分析した、80〜90年代「文壇アイドル」の作家論にして、すぐれた時代論。斎藤美奈子の真骨頂。

目次

1 文学バルブの風景(村上春樹―ゲーム批評にあけくれて
俵万智―歌って踊れるJポエム
吉本ばなな―少女カルチャーの水脈)
2 オンナの時代の選択(林真理子―シンデレラガールの憂鬱
上野千鶴子―バイリンギャルの敵討ち)
3 知と教養のコンビニ化(立花隆―神話に化けたノンフィクション
村上龍―五分後のニュースショー
田中康夫―ブランドという名の思想)

著者紹介

斎藤 美奈子 (サイトウ ミナコ)  
文芸評論家。1956年新潟市生まれ。成城大学経済学部卒業。児童書等の編集者を経て、94年『妊娠小説』(ちくま文庫)でデビュー。2002年『文章読本さん江』(筑摩書房)で第1回小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)