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六つの星星 川上未映子対話集

文春文庫 か51−3

出版社名 文藝春秋
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-16-779103-2
4-16-779103-X
税込価格 586円
頁数・縦 239P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 東京堂書店 神田神保町店より

    タイトルは「むっつのほしぼし」ではなく、「むっつのほしほし」と読みます。精神科医・評論家の斎藤環さんとの語りおろしを含む、六人の「星」たる人々との対話を収録。「身体性」「入れ子」などをキーワードに、作家や学者の視点から分析された川上作品の多様なイメージが興味深い対談集です。

    (2012年9月28日)

商品内容

要旨

『乳と卵』で芥川賞を受賞し、『ヘヴン』、『すべて真夜中の恋人たち』など話題作を発表し続ける川上未映子が、敬愛する作家や生物学者、哲学者、精神科医ら6人と切実に語りあう。心配性と創造性、書くという享楽ゆえの苦しさ、作品が生まれる瞬間、最大の制約がもたらす最大の自由―圧倒的好奇心と知力が呼応する奇跡の対話集。

目次

川上未映子、精神分析に勧誘される(斎藤環)
生物と文学のあいだ(福岡伸一)
性の呪縛を越えて(松浦理英子)
世界はコトバで満ちている(穂村弘)
からだ・ことば・はざま(多和田葉子)
哲学対話1 ニーチェと、ニーチェを超えた問い(永井均)
哲学対話2 『ヘヴン』をめぐって(永井均)

おすすめコメント

芥川賞作家・川上未映子がその知力を発揮し、斎藤環、福岡伸一、松浦理英子、穂村弘、多和田葉子、永井均らと交わしためくるめく会話

著者紹介

川上 未映子 (カワカミ ミエコ)  
1976年、大阪府生まれ。「夢みる機械」(2004年)「頭の中と世界の結婚」(2005年)などのアルバムをビクターエンタテインメントより発表。2007年、初めての中篇小説「わたくし率 イン 歯ー、または世界」が第137回芥川賞候補となる。同年、坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。2008年、「乳と卵」が第138回芥川賞を受賞。2009年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』が中原中也賞を受賞。2010年、長篇小説『ヘヴン』が芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)