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見残しの塔 周防国五重塔縁起

文春文庫 ひ25−1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2012年1月
ISBNコード 978-4-16-780167-0
4-16-780167-1
税込価格 806円
頁数・縦 366P 16cm

商品内容

要旨

時は室町中期。宮大工を志願して九州の隠れ里から出奔した青年・左右近。一方、若狭の国から母を尋ねて旅に出たのは、新田義貞の血を引く清らかな姫・初子。国宝・瑠璃光寺五重塔建設に賭ける番匠たち、そして塔の下で交錯する誇り高き人々の運命を描いて日本人の魂に爽やかに響く、傑作歴史長編の誕生。

出版社・メーカーコメント

時は室町中期。宮大工を志願して九州の隠れ里から出奔した青年・左右近(さうちか)。一方、若狭の国から母を尋ねて旅に出たのは、新田義貞の血を引く清らかな姫・初子(はつこ)。国宝・瑠璃光寺五重塔建設に賭ける番匠たち、そして塔の下で交錯する誇り高き人々の運命を描いて日本人の魂に爽やかに響く、傑作歴史長編の誕生!

著者紹介

久木 綾子 (ヒサギ アヤコ)  
1919年東京生まれ。1940年比叡山の里坊・理性院で後の天台座主即真周湛のもとで修行生活を一年送った後、松竹大船撮影所報道部勤務。同人誌「霜月会」同人となる。1945年山口県人の池田正と結婚、以後40年専業主婦。夫死去後の1990年文学に戻る決意をし、『見残しの塔』執筆のための勉強。2008年『見残しの塔周防国五重塔縁起』2010年『禊の塔羽黒山五重塔仄聞』出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)