• 本

女優岡田茉莉子

文春文庫 お60−1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2012年4月
ISBNコード 978-4-16-780185-4
4-16-780185-X
税込価格 1,037円
頁数・縦 606P 16cm

商品内容

要旨

父は夭逝した美男俳優・岡田時彦、名付け親は谷崎潤一郎、デビューは成瀬巳喜男作品。小津安二郎、木下恵介ら巨匠に愛され、『秋津温泉』以後は、夫・吉田喜重作品の女神として輝きつづける女優・岡田茉莉子。戦後日本映画史を鮮やかに生きぬくとともに、ひとりの女として自らの人生を充実させた、女優による渾身の書き下ろし自伝。

目次

色あざやかな光の渦
忘れられない二枚の写真
父の名を書く
戦争の足音が響く
敗戦への道のり
戦後の混乱を生きる
演劇が私を救う
父、岡田時彦の面影と出会う
戦後の終わり
宿命に導かれて〔ほか〕

著者紹介

岡田 茉莉子 (オカダ マリコ)  
1933年東京生まれ。戦後偶然見た溝口健二監督作品『滝の白糸』に主演する岡田時彦が父であることを知る。1951年東宝演技研究所に入所、成瀬巳喜男監督作品『舞姫』でデビュー。小津安二郎、木下恵介、渋谷実、大庭秀雄;中村登等の監督作品に出演。1962年、映画出演百本記念作としてみずからプロデュースした、吉田喜重作品『秋津温泉』により主演女優賞を独占する。1964年、吉田喜重と結婚。『エロス+虐殺』『鏡の女たち』等11本の吉田作品を含め、180本以上の映画に出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)