• 本

名妓の夜咄

文春文庫 い75−2

出版社名 文藝春秋
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-16-783823-2
4-16-783823-0
税込価格 785円
頁数・縦 383P 16cm

商品内容

要旨

昭和前期から新橋で活躍し続けた名妓に詳細にインタビュー。政財界の要人たちの接待の場、伝統芸能の保存継承の場であった花柳界の知られざる姿を紹介。新橋芸者の一日から「旦那」の実態まで、社交界の“表も奥も”描く、本物の日本文化に触れる一冊。著者が名妓と出会った日々を回想した書き下ろし新章を増補した決定版。

目次

初編 私の見た名妓たち―文庫化に際しての端書(二人の老妓
演舞場での日々
東をどりのスタアたち
お喜代さんなら知っている
新橋芸者のはじまり)
中編 喜代女聞書(芸者になるまで(年季と証文)
仕込から雛妓へ
新橋芸妓学校
半玉として抱えられ)
後編 名妓の資格(達引
美貌
諸芸の名取
奥許し)

おすすめコメント

TVで話題! 「ハコちゃん」が聞いた貴重な証言昭和前期から新橋で活躍し続けた芸者たちに、あの岩下氏が詳細にインタビュー。昭和・東京風俗史を描き、本物の日本文化を知る一作

著者紹介

岩下 尚史 (イワシタ ヒサフミ)  
1961年生まれ。國學院大學文学部卒業後、新橋演舞場株式会社入社。劇場創設の母体である新橋花柳界主催「東をどり」の制作に携わる。明治生まれの錚々たる名妓たちに親しく接し、幕末から平成にいたる新橋花柳界の調査研究を進め、社史『新橋と演舞場の七十年』を編纂した後、97年に退社。06年に上梓した『芸者論 神々に扮することを忘れた日本人』にて、第20回和辻哲郎文化賞を受賞。テレビ、ラジオなどにも活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)