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黄金の猿

文春文庫 か57−1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-16-784801-9
4-16-784801-5
税込価格 586円
頁数・縦 233P 16cm

商品内容

要旨

一流ホテルの地下のバーで宿泊客たちが酒を飲む。新婚の夫婦、兄と妹、愛人たちに囲まれる退廃的な女、物欲しげな男たち。裏の林を夜毎に若い女が歌い、徘徊する。激しくぶつかり、やがて溶け合う思弁と肉体の蠢き。三部からなる表題作と、ジャズのインプロビゼーションのように美しい中篇「ブルーノート」。

おすすめコメント

新芥川賞作家の形而上的な官能小説集バー「黄金の猿」に夜な夜な集まる男達と青ざめた女。そして林の中を彷徨う女。いま最もスリリングな日本語の使い手による作品集

著者紹介

鹿島田 真希 (カシマダ マキ)  
1976(昭和51)年、東京都生まれ。白百合女子大学卒業。在学中の98年「二匹」で第35回文藝賞受賞。2005年に『六〇〇〇度の愛』で第18回三島由紀夫賞受賞。07年に『ピカルディーの三度』で第29回野間文芸新人賞受賞。12年に「冥土めぐり」で第147回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)