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十二月八日と八月十五日

文春文庫 は8−27

出版社名 文藝春秋
出版年月 2015年6月
ISBNコード 978-4-16-790390-9
4-16-790390-3
税込価格 594円
頁数・縦 219P 16cm

商品内容

要旨

日本が真珠湾を奇襲攻撃し、太平洋戦争のはじまった1941年12月8日。終戦の玉音放送が流れた1945年8月15日。「青天霹靂の二日」にしぼって日記や手記などを選びとり、二日の間に起こったストーリーと絡めて、戦争が日本人の精神構造にどんな影響を与えたのかをあぶり出す。戦後70年の節目に特別編集された文庫オリジナル作品。

目次

第1話 十二月八日 開戦の日(午前六時‐七時「戦わんかな時至る」
午前七時‐八時「生きる目的が明瞭になった」
午前八時‐九時「もうこれ以上我慢できない」
午前九時‐十時「日本は三等国に成り下がる」
午前十時‐十一時「遂いに大きな爆裂はきた」
午前十一時‐正午「着々戦果を拡張中なり」
正午‐午後一時「言葉のいらない時が来た」
午後一時‐二時「帝国の強さがわかったか!」
午後二時‐五時「こいつァ非道い扱いだ」
午後五時‐十時「先祖を神だと信じた民族が勝った」)
第2話 八月十五日 終戦の日(午前六時‐七時「やるべきことはすべてやった」
午前七時‐八時「ありがたき御放送は正午でございます」
午前八時‐九時「これからは老人の出る幕ではない」
午前九時‐十時「くやしいことになりそうだね」
午前十時‐十一時「今日も生きているな」
午前十一時‐正午「ラジオを聴いたかね」
正午‐午後一時「泣くときは泣くべし」
午後一時‐三時「大元帥は天皇の家来にしか過ぎん」
午後三時‐五時「仇討ちのドラマでもあるまい」
午後五時‐九時「喜びと解放感が全身をよびった」
余話として 八月十六日)

出版社・メーカーコメント

開戦と終戦の日。人々は何を考えたか 太平洋戦争開始の1941年12月8日。終戦の玉音放送が流れた1945年8月15日。人々は何を考え、何を発言し、何を綴ったか。

著者紹介

半藤 一利 (ハンドウ カズトシ)  
昭和5(1930)年、東京に生れる。作家。28年、東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役、同社顧問などを歴任。平成5(1993)年「漱石先生ぞな、もし」で第12回新田次郎文学賞、10年「ノモンハンの夏」で第7回山本七平賞、18年「昭和史」(全二巻)で、第60回毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)