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吉沢久子、27歳の空襲日記

文春文庫 よ38−1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2015年6月
ISBNコード 978-4-16-790394-7
4-16-790394-6
税込価格 737円
頁数・縦 254P 16cm

商品内容

要旨

「戦争はいやだ」と言っても、起きてしまえば誰もが否応なしに巻き込まれていく。空襲下の事は思い出すのも嫌だという著者が、当時の日記を敢えて公開。容赦なく落とされる焼夷弾の脅威の中で、明日の命をも知れぬ非情な現実を前に、著者が見て感じて考えた事とは?率直に本音で綴られた貴重な記録。

目次

昭和十九年十一月 銃後から戦争へ
昭和十九年十二月 人気のない街
昭和二十年一月 空襲以上に深刻な食糧難
昭和二十年二月 赤紙一枚で連れて行かれる男達
昭和二十年三月 爆弾で隣人が亡くなる日常
昭和二十年四月 政府の無責任さに腹が立つ
昭和二十年五月 火の粉が降り注いだ夜
昭和二十年六月 正確な情報がない中で
昭和二十年七月 連日の空襲警報
昭和二十年八月 原爆投下、そして終戦

出版社・メーカーコメント

B29が本土を爆撃し始めた太平洋戦争末期。飢えや焼夷弾の恐怖……戦時下のことは思い出すのも嫌だという著者が、プライベートな当時の日記を敢えて公開。容赦なく落とされる焼夷弾の脅威の中で、明日の命をも知れぬ非情な現実を前に、著者が見て感じて考えた事とは? 働く女性が見た太平洋戦争(解説・梯久美子) 爆弾がいつ落ちるか分からない中での通勤、空襲以上に深刻な食糧不足。わずかな食料で苦心工夫した手料理、命の危機にさらされながら心をどのように平穏に保っていたのか……生活評論家として活躍する吉沢久子の原点がここにある! 若き著者が率直に綴った貴重な記録。

著者紹介

吉沢 久子 (ヨシザワ ヒサコ)  
1918年東京都生まれ。生活評論家、エッセイスト。文化学院卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)