• 本

知性は死なない 平成の鬱をこえて

増補版

文春文庫 よ35−2

出版社名 文藝春秋
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-16-791786-9
4-16-791786-6
税込価格 990円
頁数・縦 388P 16cm
シリーズ名 知性は死なない

商品内容

要旨

研究者として最盛期を迎えていた30代の半ばに、重度の「うつ」で言葉の読み書きができなくなった著者は、いかに知性を取り戻し、しかし大学を去ると決めたのか。能力主義の限界を超える、新しい社会の見取図はどこにあるのか。平成の「反知性主義」を検証し、疫病の令和で孤立する人を励ます真摯な一冊。

目次

Prelude 「うつ」の世紀に生きるあなたへ
はじめに 黄昏がおわるとき
第1章 わたしが病気になるまで
第2章 「うつ」に関する10の誤解
第3章 躁うつ病とはどんな病気か
Interlude 大学でいちばん大切なこと
第4章 反知性主義とのつきあいかた
第5章 知性が崩れゆく世界で
第6章 病気からみつけた生きかた
おわりに 知性とは旅のしかた
Code1 知性の敗北あるいは「第二のルネサンス」
Code2 大学のなかでこれ以上続いてはならないこと
Code3 リワークと私―ブックトークがあった日々

著者紹介

與那覇 潤 (ヨナハ ジュン)  
1979(昭和54)年生まれ。評論家(元・歴史学者)。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。2007年から15年まで地方公立大学准教授として、日本近代史の教鞭をとる。17年に病気離職の後、18年に本書で執筆活動を再開、在野で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)