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コモンの再生

文春文庫 う19-28

出版社名 文藝春秋
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-16-792191-0
4-16-792191-X
税込価格 880円
頁数・縦 302P 16cm

商品内容

要旨

AIによる大量失業、アンチ・グローバリズム、人口減少による高齢化と過疎化…資本主義はいよいよ限界を迎えている。その背景には、昔はどこにでもあったコモン(共有地)の喪失がある。今こそ分断を超え、新しい共同幻想を立ちあげるときだ。絶望の果てに光を見出す希望の書。巻末に東大准教授・斎藤幸平との対談を収録。

目次

1 “公共”を再構築する(国家は市民が作った人工物である
「コモンの再生」が始まる ほか)
2 これからの政治を語ろう(「美しい国」に対峙する政治思想はなぜ生まれないのか?
「共謀罪」は「パノプティコン」装置である ほか)
3 隗より始めよ(瞑想のやり方について
フランス語の動詞“se d´ebrouiller”の意味とは? ほか)
4 ゆらぐ国際社会(米とキューバの国交回復にどんな意味があるのでしょうか?
不動産王の「壁作り」はなぜ支持されたのか? ほか)
文庫版特別付録対談「心地よい、新しいコモンについて語ろう」ゲスト:斎藤幸平

著者紹介

内田 樹 (ウチダ タツル)  
1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学文学部名誉教授。『私家版・ユダヤ文化論』で第六回小林秀雄賞を受賞。第三回伊丹十三賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)