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イギリス王室とメディア エドワード大衆王とその時代

文春学藝ライブラリー 歴史 19

出版社名 文藝春秋
出版年月 2015年10月
ISBNコード 978-4-16-813055-7
4-16-813055-X
税込価格 1,452円
頁数・縦 398P 16cm

商品内容

要旨

二十世紀イギリス王室は二つのスキャンダルに襲われた。安楽死を選んだジョージ五世、そしてその王位を譲り受けたエドワード八世はシンプソン夫人との恋に落ち、一年足らずで王位を退いた。この二つの事件は、それぞれラジオや新聞で大きく報道されたが、そこには大衆化という時代の大変革との葛藤があった。歴史の闇に埋もれた暗闘を描き出す迫真の歴史ドキュメント!

目次

メディアの祭壇―ジョージ五世の「尊厳死」
第1部 ジョージ五世のメディア(王室のタイムズ
ラジオの王室)
第2部 エドワード「大衆王」(空飛ぶ王様
国王最善の時
「新聞がつくり、新聞が壊す」
追われる大衆王)
玉座のピーター・パン

おすすめコメント

イギリス国王ジョージ5世は閑かに世を去った。だが、その死は「安楽死」だった。そのジョージ5世の後を継いだエドワード8世は、「王冠を賭けた恋」で自らその座を退いた。二人の王の最期と最後を左右したのは、じつはマスメディアとの関係性だった。大衆社会が浸透した20世紀初頭のイギリスを舞台に、「権威」と「報道」のせめぎ合いの様を克明に描き出した歴史ドキュメント!

著者紹介

水谷 三公 (ミズタニ ミツヒロ)  
1944(昭和19)年生まれ。東京大学法学部政治学科卒業。東大法学部助手、東京都立大学教授、國學院大學教授を歴任。現在、國學院大學名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)