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紫の鯉

出版社名 徳間書店
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-19-866073-4
4-19-866073-5
税込価格 2,090円
頁数・縦 359P 19cm

商品内容

要旨

東京一の名妓と謳われ、大物政治家、歌舞伎俳優から愛されていた新橋芸者・お鯉。梨園、角界、花柳界で生きてきたお鯉は、山縣有朋の計らいで首相・桂太郎の妾となり、怒涛の人生を送る。日露戦争の真っただ中、病身の本妻に代わり桂を支え続けるも、お鯉に世間の風当たりは強い。そんな時、日比谷焼討事件が起こり、認知されていない二人の娘が桂にいることがわかり―。明治大正昭和と激動の時代を生き抜いたお鯉の物語。

出版社・メーカーコメント

まっすぐに、一人生きる。世間とのいくさに挑み続けた女の澄みやかなる矜持は、どれほどの時を経てもただただ眩い。澤田瞳子さん(作家)“ニコポン”宰相、桂太郎の愛妾「お鯉」の左褄を取る芸妓から墨染め衣を纏うまでを色鮮やかに描き切った。明治女の気風に惚れる。東えりかさん(書評家)【著者からのコメント】「私は首相の愛人でした。それ以前には、梨園の妻だった時期もあります」 ――今もし、こんな言葉を掲げて何かを語ろうとする女がいたら、まして、その人が政界を揺るがす疑獄事件の法廷に立ったら、きっと大変なことになるだろうと思います。存在を否定されるかもしれません。でもその人は確かにいました。女として、人として、揺れ動く心を持って、明治・大正・昭和を生きたのです。彼女の言葉を蘇らせたい。本音を探り、語らせたい。その一心で、この物語を書きました。多くの人に届けば、うれしく思います。【あらすじ】「お鯉を殺せーっ!」東京一の名妓と謳われ、大物政治家、歌舞伎俳優から愛されていた新橋芸者・お鯉。梨園、角界、花柳界で生きてきたお鯉は、山県有朋の計らいで首相・桂太郎の妾となり、怒涛の人生を送る。日露戦争の真っただ中、病身の本妻に代わり桂を支え続けるも、お鯉に世間の風当たりは強い。そんな時、日比谷焼討事件が起こり、認知されていない二人の娘が桂にいることがわかり――。明治大正昭和と激動の時代を生き抜いたお鯉の物語。

著者紹介

奥山 景布子 (オクヤマ キョウコ)  
1966年生まれ。愛知県出身。名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。高校教諭、大学講師などを経て、2007年「平家蟹異聞」で第八七回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。『葵の残葉』で第三七回新田次郎文学賞、第八回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。2017年愛知県芸術文化選奨文化新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)