無外流雷(いなずま)がえし 拵屋銀次郎半畳記 下
徳間文庫 か2-80
出版社名 | 徳間書店 |
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出版年月 | 2014年3月 |
ISBNコード |
978-4-19-893808-6
(4-19-893808-3) |
税込価格 | 737円 |
頁数・縦 | 405P 15cm |
シリーズ名 | 無外流雷(いなずま)がえし |
商品内容
要旨 |
銀次郎の全身から、さながら音を立てて炎を噴き上げていくかのような凄まじい殺気が放たれつつあった。双方まったく動かない。敵の「雷がえし」は殺意を隠し激情を抑え、黙々として暗く澄んでいる。月に雲がかかり、濃い闇が二人を包んだ。闇の中空で鋼の激突しあう音が聞こえ、無数の小さな火花が闇の中を走る。月明かりが戻り、二人の姿が浮かびあがった。ともに息ひとつ乱れていない。 |
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出版社・メーカーコメント
時代小説の王道を往く「門田泰明時代劇場」新シリーズの下巻。ぐいぐい読ませる剣戟シーン、思わず膝を打つ会話のやり取り、心あたたまる情の場面の数々。謎の凶賊集団を殲滅せよとの幕命を受けた銀次郎の前に、正体不明の忍び集団が立ちはだかる。凄絶この上ない剣戟。激闘、激闘のはてに、凶賊集団の正体を知った銀次郎は、殺された友の名を叫びつつ、敵のあわれさに、胸に哀切がよぎった。時代エンターテイメントの傑作!