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無縁老人 高齢者福祉の最前線

出版社名 潮出版社
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-267-02419-1
4-267-02419-7
税込価格 2,200円
頁数・縦 294P 19cm

商品内容

要旨

“無縁高齢化”社会に生きる―。「安心した老後を過ごしたい」誰もがそう願っている。誰もが懸命にそれぞれの「時代」を生きてきた。そのはずなのに…なぜ、高齢者は刑務所に入りたがるのか。なぜ、遺族は遺骨を引き取ろうとしないのか。なぜ、廃墟の島に一人残ろうとするのか。なぜ、ドヤ街に高齢者が溢れるのか。いったい彼らは、どこで社会から切り離されてしまったのか…。誰ひとり取り残さない―。福祉の最前線で立ち向かう人々の奮闘に迫る!日本社会が抱える闇に一筋の光を見出す渾身のルポルタージュ!

目次

第1章 黒い黄昏(刑務所という終の棲家―累犯者
暴力化する介護―高齢者虐待
腐朽する肉体―孤独死)
第2章 過ぎし日の記憶(海の怪物との戦記―捕鯨
黒いダイヤの孤島―炭鉱)
第3章 日本最大のドヤ街の今(ドヤ街の盛衰―就労支援
命の牙城―LGBTQ高齢者介護
名のない墓碑―葬儀)
第4章 忘れられた日本人(隔離と爆撃―ハンセン病
闇に花を咲かせる―ハンセン病
祖国は幻か―中国残留日本人)
第5章 高齢者大国の桃源郷へ(死の淵の傾聴―自殺
もう一つの実家―介護
村はなぜ、女性長寿日本一なのか―寿命)

出版社・メーカーコメント

誰もが最後にたどり着く高齢者福祉の“未来”を救え。刑務所が終の住処 介護虐待 老齢LGBTQ 名もなき墓碑 日雇い老人の街 高度成長の闇 自殺者ゼロの取り組み 長寿日本一の村今の日本では、”無縁高齢化”とも呼ぶべき状況が起きている−−!高齢者たちはどんな経緯で社会から切り離されたのか−そこにどんな日本社会の問題があったのか−今こそ目を見開いて未来を変えていく。

著者紹介

石井 光太 (イシイ コウタ)  
1977年東京都生まれ。2005年にアジア諸国の障害者や物乞いをルポした『物乞う仏陀』でデビュー。ノンフィクションを中心に、小説や児童書など幅広く執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)