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グローバリゼーション下の韓国資本主義

出版社名 大月書店
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-272-15044-1
4-272-15044-8
税込価格 7,700円
頁数・縦 248P 22cm

商品内容

要旨

世界経済に組み込まれた韓国資本主義の特質に迫る。奇跡的といわれる急成長や、経済危機からのV字回復が称賛される一方、少数の財閥による支配、市場原理の急激な導入といった歪みが注目される韓国資本主義。そうした特徴を構造的・歴史的に分析する。

目次

第1章 冷戦体制と韓国資本主義(冷戦体制下の韓国資本主義の生成
1960〜80年代の国際経済環境と輸出主導型経済構造
1960〜80年代の財閥の特質)
第2章 輸出主導型経済と韓国資本主義(1997年アジア通貨金融危機と2008年世界同時不況の諸影響
1990〜2000年代グローバリゼーション下の輸出主導型経済構造
1990〜2000年代生産過程分析―資本賃労働関係の基本構成
輸出主導型経済における資本蓄積の局面)
第3章 多国籍企業と韓国資本主義―財閥のグローバル展開(IMF構造調整政策と社会経済状況
1990〜2000年代海外直接投資の諸相
2000年代に急進する財閥のグローバル展開
財閥をめぐる課題と問題―ガバナンスの評価をふまえて)
第4章 自由貿易協定FTAをめぐる韓国資本主義の動向(韓国のFTA戦略
韓国の地域主義
韓EUFTAと韓米FTAの動向
貿易自由化と農業問題)

著者紹介

大津 健登 (オオツ ケント)  
1981年茨城県生まれ。2014年明治大学大学院商学研究科博士後期課程修了、博士(商学)。現在、九州国際大学現代ビジネス学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)