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ソナタ形式の修辞学 古典派の音楽形式論

出版社名 音楽之友社
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-276-10163-0
4-276-10163-8
税込価格 5,060円
頁数・縦 326,42P 21cm

商品内容

要旨

音楽形式とは何か、ソナタ形式とは何か、当時の人々にどう理解されていたか。19世紀に「ソナタ形式」と呼ばれるようになった西洋近代で最も重要な音楽形式について、18〜19世紀の理論や美学的記述を再読することによって、当時の基本的教養であった修辞学の観点から再考し、それが現代における古典派音楽の理解にどう寄与するかを問う。

目次

序章 音楽形式とメタファー
第1章 音楽形式のパラドックス
第2章 修辞学と十八世紀における音楽形式の概念
第3章 十九世紀以降の形式メタファーにおける継続と変化
第4章 修辞学と器楽の自律性
第5章 修辞学と大規模形式の分析における聴き手の役割

著者紹介

ボンズ,マーク・エヴァン (ボンズ,マークエヴァン)   Bonds,Mark Evan
ノース・カロライナ大学チャペル・ヒル校ケアリー・C.ボッシマー卓越教授(音楽学)。専門は18、19世紀の西洋音楽、とりわけ器楽とその美学、理論。ハーヴァード大学でハイドンのソナタ形式における擬似再現の問題を扱った論文で博士号を取得。近年のベートーヴェン研究で重要な年刊誌『ベートーヴェン・フォーラム』(ネブラスカ大学出版)の編集主幹を務めたこともある
土田 英三郎 (ツチダ エイザブロウ)  
東京藝術大学音楽学部楽理科教授(音楽学)。研究課題は、西洋音楽における音楽形式と音楽形式理論の歴史、交響曲の歴史、ベートーヴェン研究など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)