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多数派の専横を防ぐ意思決定理論とEBPM

出版社名 日経BP日本経済新聞出版
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-296-11735-2
4-296-11735-1
税込価格 2,640円
頁数・縦 229P 21cm

商品内容

要旨

多様な価値観や意見、情報、選好を持つ人々が集まって集団的な決定をするのは難しい。その難しさを自覚した上で、望ましい決定を導くための工夫や制度について詳しく知ることは、様々な立場のステークホルダーにとって重要だ。本書では、社会的な意見集約と意思決定の科学について詳しく述べる。特に、EBM(科学的根拠に基づいた医療)、EBPM(科学的根拠に基づいた政策決定)、SDM(共同意思決定)、CDM(集団的意思決定)の理論と応用における具体例をふんだんに紹介することで、実感を伴った理解が深まることを目指した。

目次

序章 医学と経済学の枠を超えて―社会的問題解決に役立つ
第1章 エビデンスの基づく医療(EBM)と政策形成(EBPM)
第2章 社会問題に対する医学・疫学のアプローチ
第3章 EBPMはいかに発展してきたか
第4章 集団的意思決定の制度設計を求めて
第5章 よりよい決断を目指して

著者紹介

郡山 幸雄 (コオリヤマ ユキオ)  
フランス、エコール・ポリテクニーク経済学部教授。経済学博士。1974年大阪生まれ。灘中学・灘高等学校、東京大学理学部数学科卒業。同大学大学院数理科学研究科修士課程修了。エコール・ポリテクニーク卒。シカゴ大学経済学博士。同大学ではロジャー・マイヤーソン氏に師事。2008年エコール・ポリテクニーク助教授。2014年准教授、2019年より現職。早稲田大学訪問教授
宮木 幸一 (ミヤキ コウイチ)  
東京大学公共政策大学院特任教授/京都大学大学院地球環境学堂客員教授。医師・医学博士。1974年大阪生まれ。灘中学・灘高等学校、慶應義塾大学医学部卒業。2006年同大医学部の公衆衛生学分野(Public Health)で博士号を取得。京都大学医学部講師、北里大学医学部准教授、国際医療福祉大学医学部教授、名古屋大学予防早期医療創成センター客員教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)