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アクティビズムを飲み込む企業価値創造 高ROE、PBR経営実現への処方箋

出版社名 日経BP日本経済新聞出版
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-296-11888-5
4-296-11888-9
税込価格 4,400円
頁数・縦 516P 19cm

商品内容

要旨

“バリュー投資の父”グレアムが実践し、あのバフェットが引き継いだ古典的アクティビズムから、「物言う株主」たちが実践する現代アクティビズムまで、その目指すところは企業価値の最大化である。ならば、彼らの手法を先取りすれば、そのターゲットにされることもなく、企業価値の向上が実現できるのだ。大日本印刷、オリンパス、三陽商会、三ツ星ベルト…実際にアクティビストたちと対峙した企業事例とともに、いま求められる経営改革実践のための「処方箋」を提示する。

目次

序章 大日本印刷の衝撃―アクティビズム・インテグレーションが日本企業の隠れた価値を解き放つ
第1章 バリュー投資の父、グレアムに「処方箋」を学ぶ―古典的アクティビズムは「残念」な企業にとって最高の教科書である(古典的アクティビズムに学ぶ―「残念」な企業への「処方箋」は今も昔も不変である
古典的アクティビズムのケースに学ぶ―ノーザン・パイプライン ほか)
第2章 現代アクティビズムに「処方箋」を学ぶ―現代アクティビズムは、フルポテンシャル実現のための「武器」の宝庫である(初期の現代アクティビズムに学ぶ―現代アクティビズムの先駆者はバフェットだった
初期の現代アクティビズムのケースに学ぶ1―サンボーン・マップ ほか)
第3章 財務戦略をテーマとするアクティビズムのケースに学ぶ―アクティビズム・インテグレーションは財務戦略関連の「処方箋」から始まる(アクティビズムをケースに学ぶ意義―アクティビズムは実践から学ぶアプローチが効果的である
三ツ星ベルト―アクティビストへの満額回答で株主還元の「パラドックス」を実現したケース ほか)
第4章 事業・経営戦略をテーマとするアクティビズムのケースに学ぶ―キーワードは「キャッシュリッチ」から「コングロマリット・ディスカウント」へ
(日本のアクティビズムが変わる―新たなターゲットは低収益事業を抱える大企業
オリンパス―アクティビストとの協働により「脱多角化企業」を実現したケース ほか)

著者紹介

手島 直樹 (テジマ ナオキ)  
小樽商科大学教授。CFA協会認定証券アナリスト。慶應義塾大学商学部卒。米ピッツバーグ大学経営大学院MBA。1996年、アクセンチュア入社。2001年、日産自動車入社。財務部、IR部を経て2008年に独立し、インサイトフィナンシャル株式会社設立。2015年4月、小樽商科大学准教授。2018年10月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)