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組織と働き方の本質 迫る社会的要請に振り回されない視座

出版社名 日経BP日本経済新聞出版
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-296-12295-0
4-296-12295-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 222P 19cm

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要旨

企業経営を取り巻く激しい環境変化に対応すべく、人的資本経営、パーパス経営、ジョブ型雇用、自律分散型組織、働き方改革、女性管理職比率といったさまざまなキーワードが登場し、多くの企業が改革を迫られている。これらは「手段」に過ぎないのだが「目的化」しているケースもあるようだ。本書では、「会社とは、いったい何か」「組織は、どうあるべきか」といった“本質”を主軸に、企業経営の在り方を解説している。組織の本質をつかむためには、その構成員の人数ではなく、構成員同士の「関係性の数」に着目すべきと説く。関係性の数が大きい組織は、情報伝達やコミュニケーションがうまくいかず、さまざまな問題が生じがち。それを避けるには、適切な機能分化や階層分化が有効であり、20~30人より構成員が多い組織では、自律分散型組織が機能しないのだという。著者は経営コンサルタント、株式会社リンクアンドモチベーション代表取締役会長。リクルート人材開発部、ワークス研究所主幹研究員、組織人事コンサルティング室長を経て、2000年に世界初となるモチベーションにフォーカスしたコンサルティング会社、リンクアンドモチベーションを設立した。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年5月30日]

商品内容

要旨

組織変革の第一人者が、経営・マネジメントの“あるべき姿”を解説。人的資本経営、パーパス経営、ジョブ型雇用、自律分散型組織、女性管理職比率…トレンドワードに捕らわれず“核心”を捉えよ!

目次

第1章 会社・組織・マネジメントの本質(「会社」とは、いったいナニモノなのか
「組織」の成立要件と存続要件
「マネジメント」の本質的な役割)
第2章 社会的要請の本質(「女性管理職比率」の罠
「人的資本経営」の真相
「働き方改革」の困惑
「日本型ジョブ型雇用」の正体)
第3章 個人の働き方の本質(「働く個人」は「投資家」である
「ワークライフバランス」の落とし穴
「キャリアデザイン」の幻想
「副業・兼業」の是非)
第4章 組織変革の本質(「自律分散型組織」の限界
「パーパス経営」の成否
「ダイバーシティ」を深掘る
「組織変革のメカニズム」を解き明かす)
第5章 環境変化適応の本質(「テクノロジーの進化と仕事」の未来を展望する
「労働市場適応」のサバイバル
「均衡状態に安住する」+「手段の目的化」という病)

著者紹介

小笹 芳央 (オザサ ヨシヒサ)  
株式会社リンクアンドモチベーション代表取締役会長。経営コンサルタント。1961年、大阪府出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、リクルート入社。人材開発部、ワークス研究所主幹研究員、組織人事コンサルティング室長を経て、2000年に独立。同年、世界初のモチベーションにフォーカスしたコンサルティング会社、リンクアンドモチベーションを設立し、代表取締役に就任。行動経済学、社会システム論、心理学などを基盤にモチベーションエンジニアリングという独自の基幹技術を確立。大手企業から中堅中小企業まで幅広く組織改革の支援を行っている。2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)