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MCPサーバー開発大全 独自サーバーの実装から自動テストの構築まで

エンジニア選書

出版社名 技術評論社
出版年月 2025年12月
ISBNコード 978-4-297-15327-4
4-297-15327-0
税込価格 3,300円
頁数・縦 268P 24cm

商品内容

要旨

MCP(Model Context Protocol)は、大規模言語モデル(LLM)と各種サービスを接続するための標準化プロトコルです。本書では、LLMにツールの機能やデータへのアクセスを提供する役割をもつMCPサーバーを開発します。公式サンプルコードの解説に始まり、複数のツールを連続して呼び出すカスケード実装を解説します。さらに、LLMの非決定性に対応するための「4層テスト戦略」を提案し、GitHub Actionsを使ったCI/CD統合を含む「実装」「品質保証」「運用」の3つの側面から、プロダクションレベルのMCPサーバー構築を扱います。

目次

第1章 MCPサーバー開発の基礎知識
第2章 MCPアーキテクチャの理解
第3章 基本的なサーバー実装
第4章 複雑なサーバー設計
第5章 MCPサーバーのテスト戦略
第6章 CI/CD統合

出版社・メーカーコメント

MCP(Model Context Protocol)は、LLM(大規模言語モデル)とツールを連携させる革新的なプロトコルとして急速に普及しています。MCPによって、AIエージェントに各種のタスクを任せることが現実になりました。同時に重要性を増しているのが、自サービスのMCPサーバーを完備してAIフレンドリーにすることです。サービスやデータベースは「AIから使えるかどうか」によってその価値が大きく変わります。本書はMCPの基礎概念からMCPサーバー開発のための環境構築、基本的な実装、複雑なドメインヘの応用、そして品質保証を扱います。書籍内では実例として、初歩的な天気予報サーバーや、実践的な社内ドキュメントサーバーを作成します。また、著者が独自に考案した「4層テスト戦略」は、従来のAPIテストでは対応困難なMCP特有の課題に対する解決策を提示します。さらにはCI/CDおよび自動テストの構築という運用面まで、MCPサーバー開発のすべてを学べる1冊です!

著者紹介

岡 翔子 (オカ ショウコ)  
AWSジャパンを経て現在はLINEヤフー株式会社でエンジニアとして勤務。LLMの応答に関する論文執筆経験をもち、個人でMCPサーバーの開発を行っている。趣味は読書と現代美術鑑賞
高山 洪銘 (タカヤマ コウメイ)  
どちらかといえばソフトウェアエンジニア。モバイルアプリケーション開発やSDK開発のほか、ソフトウェアテストの自動化にも長年従事。近年は開発者支援や組織的なナレッジ共有にも注力する傍ら、機械学習やデータ分析にも関心を持ち、一部のAI作曲コンテスト等にも出没している
餌打 優太 (エウチ ユウタ)  
LINEヤフー株式会社でエンジニアとして勤務。LINE公式アカウントのMCP Server(line‐bot‐mcp‐server)の立ち上げを行う。また、株式会社Bocekでエンジニアリングマネージャーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)