遺跡探偵・不結論馬の証明 世界七不思議は甦る
宝島社文庫 Cあ−22−2 このミス大賞
出版社名 | 宝島社 |
---|---|
出版年月 | 2021年11月 |
ISBNコード |
978-4-299-02205-9
(4-299-02205-X) |
税込価格 | 790円 |
頁数・縦 | 314P 16cm |
商品内容
要旨 |
高校生・不結論馬が鐘乳洞で遭遇した、首のない死体。誰が、何のために首を切ったのか。歴史学者の兄・秀一はひと目で真相を見破るが、同時に「世界七不思議」にまつわる突拍子もない仮説を語り出す。そして数年後、大学で建築史学を専攻していた論馬は、山荘の密室での大量殺人事件に遭遇する。事件に考えを巡らせるうち、兄から託された「世界七不思議」の謎に自らもまた魅せられてゆき…。 |
---|
出版社・メーカーコメント
『このミステリーがすごい!』大賞受賞作家の最新刊。ピラミッド以外は現存していないにもかかわらず、いまだ世界中に知られ、大きな影響力をもつ七つの建築物、世界七不思議。それらが極東に伝わり、世界遺産として今なお日本にその姿をとどめていたとしたら……。生気のない目が特徴的な高校生・不結論馬(ふゆいろんま)は、趣味の旅で訪れた岩手の巌流度で、歴史学教授の兄・秀一と、首切り死体に遭遇する。首切り死体の謎をひと目で暴いた秀一は真相を語りだすが、同時に「古代メソポタミアのバビロン王朝、そこにあったというバビロンの空中庭園が、平泉の浄土式庭園の起源である」という説を語りだした。そして数年後、大学で建築史学を専攻していた論馬のもとに、秀一のもとで准教授を務めているという、苛烈な印象の吊り目が特徴的な由布院蘆花(ゆふいんろか)という女が訪ねてくる。論馬と由布院は富士山とピラミッドの関係について探り始めるが、同時にまたもや血なまぐさい事件に巻き込まれ……。