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能・狂言の誕生

出版社名 笠間書院
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-305-70820-5
4-305-70820-5
税込価格 3,850円
頁数・縦 300P 22cm

商品内容

要旨

日本人が世界に誇ることのできる能は、室町時代の応安七年(一三七四)、観阿弥が京都・新熊野神社境内で演じた「白髭の曲舞」で産声をあげた。未だ解決をみない“能はいつどこで、だれの手によって誕生したのか”という疑問に答えるため、中国大陸からの影響を中心に追究。東アジアを研究してきた著者の比較芸能史研究の集大成!

目次

1 能・狂言研究史(誕生の過程が分かっていない能)
2 日本の中世文化(東アジア社会と連動した中世文化)
3 大陸芸能と能・狂言(能と追儺
能面と大陸仮面
能・狂言・複式夢幻能
五から三へ
猿楽の身分)
4 能の誕生(能の誕生と誕生地
曲舞と能
観世座の能楽界制覇)
5 日本文化の象徴(日本文化の象徴としての能・狂言)

著者紹介

諏訪 春雄 (スワ ハルオ)  
1934年、新潟県新潟市に生まれる。新潟大学卒業、東京大学人文科学研究科博士課程修了、文学博士。学習院女子短期大学教授、学習院大学文学部教授を経て、学習院大学名誉教授。前国際浮世絵学会理事長。元日本近世文学会代表。大韓民国伝統文化研究院顧問。研究領域は近世文芸、浮世絵、比較民俗学、比較芸能史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)