• 本

BL研究者によるジェンダー批評入門 言葉にならない「モヤモヤ」を言葉で語る「ワクワク」に変える、表象分析のレッスン

出版社名 笠間書院
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-305-70989-9
4-305-70989-9
税込価格 2,970円
頁数・縦 395P 19cm

商品内容

要旨

BL論を研究し、映画、アート、クィア領域研究倫理などについて執筆してきた著者と、映画、ドラマ、漫画、現代アート…様々な「ビジュアル」作品をジェンダーの視点で読みとく!

目次

第1部 基礎編:ジェンダー批評に一歩踏み出そう(作品に潜む偏見に気づく「いないこと」にされるレズビアンたち
自分の中の「当たり前」を考える「男」と「女」という二項対立
『カップル』のかたちを考えるちまたに溢れる恋愛のテンプレ
現代アートで「身体」をみるエンタメ作品とは別次元の実験の面白さ
モヤモヤを言語化するホモフォビアとミソジニー ほか)
第2部 応用編:アカデミックな批評文を読んでみよう(同じ物語なのになぜレズビアンが疎外感を味わうのか『LOVE MY LIFE』映画版の謎を分析する
『砂の女』再読 レズビアン・リーディングの新たな可能性
BL、ゲイ映画、そして現実のゲイとの関係再考映像化の新たなフェーズの今、あらためて
男性映画人による、シスターフッドを称揚するフェミニスト映画
映画応援コメント)

著者紹介

溝口 彰子 (ミゾグチ アキコ)  
クィア・ビジュアル・カルチュラル・セオリスト。早稲田大学文学学術院准教授(文化構想学部表象メディア論系)。大学卒業後、ファッション、アート関係の職につき、レズビアンとしてコミュニティ活動も展開。1998年、米国ロチェスター大学大学院に留学。ダグラス・クリンプのもと、ビジュアル&カルチュラル・スタディーズ・プログラムで、BLと女性のセクシュアリティーズをテーマにPhD(博士号)を取得。BL論のみならず、映画、アート、クィア領域研究倫理などについて論文や記事を執筆し、複数の大学で講師をつとめた後、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)