• 本

フィクションのなかの警察 目には見えない「組織」とそこで働く「個人」

出版社名 笠間書院
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-305-71018-5
4-305-71018-8
税込価格 1,980円
頁数・縦 270P 19cm

商品内容

要旨

事件は「現場」だけで起きてるんじゃない!!『震度0』『ロクヨン』『陰の季節』『死亡推定時刻』『外事警察』『禁猟区』など警察小説の歴史を紐解く論考。警察関係者も必読!警察小説・ドラマ・映画がよりわかり、楽しめる文芸批評。

目次

第1章 組織と負荷―横山秀夫(官僚組織と個人への負荷
権力闘争―『震度0』と『64(ロクヨン)』 ほか)
第2章 運命から「あざなえる縄」へ―冤罪小説(冤罪と警察小説
初期「冤罪小説」―松本清張と西村寿行 ほか)
第3章 刑事小説のオルタナティブ―公安小説(ポスト横山秀夫としての公安小説
公安なき公安小説―佐竹一彦『警視庁公安部』 ほか)
第4章 問われる帰属―監察小説(公安小説の派生としての監察小説
監察版『陰の季節』―乃南アサ『禁猟区』 ほか)

著者紹介

熊木 淳 (クマキ アツシ)  
獨協大学外国語学部フランス語学科准教授。専門はフランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)