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日本遠国紀行 消えゆくものを探す旅

出版社名 笠間書院
出版年月 2025年11月
ISBNコード 978-4-305-71062-8
4-305-71062-5
税込価格 3,300円
頁数・縦 383P 21cm

商品内容

要旨

北海道の廃墟に見る街の盛衰、秋田の人形道祖神、東北の冥婚、最後のイタコ、長崎の隠れキリシタン伝承…。日本のなかにありながら忘れられ、失われつつある“遠い国”を訪ねる。著者が長年取り組んできた取材内容と撮影写真をもとに、独自の営みとその背景にある歴史を伝える紀行文。

目次

第1章 北の斜陽―消える北海道の産業、そして街…
第2章 異形の神々が佇む村―秋田の人形道祖神
第3章 死者の婚姻―東北と雪の死生観(山形・青森)
第4章 最後のイタコに会いに行く―死者の口寄せと実像のイタコ(青森)
第5第 隠れキリシタンを訪ねて―島原・天草巡礼記(長崎・熊本)
第6第 祇園坊主の里―中世を垣間見る奥三河の祭礼たち(愛知)
第7第 紀伊山地と十津川村―この世界に果て無し(奈良)

著者紹介

道民の人 (ドウミンノヒト)  
紀行写真家、ライター。北海道南部・渡島半島出身。幼い頃より故郷・北海道の衰退を肌で感じていたこと、さらに消えゆく物や人に心を痛めると同時に惹かれたことから2014年頃より、主に日本全国を旅しながら各地の風土、伝承の記憶、人びとの暮らしぶり、廃墟や鄙びた風景を記録する活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)