• 本

ユリシーズ航海記 『ユリシーズ』を読むための本

出版社名 河出書房新社
出版年月 2017年6月
ISBNコード 978-4-309-02585-8
4-309-02585-4
税込価格 3,520円
頁数・縦 373P 20cm

商品内容

要旨

「ブルームの日」の大穴馬券や12章の「発犬伝」など、ジョイスが仕掛けた謎を精緻に読み解き、正解の翻訳を追究した著者の航跡を集大成。だれも気づかなかった細部や、未完部分の翻訳も含め、ダブリンの一日を小説に描きこんだ『ユリシーズ』全体像に迫る最良の設計図。この一冊で『ユリシーズ』が断然面白くなる!!

目次

1 出航の巻 ジョイス・翻訳・ことば(ジョイス=パリの一九二二年
『ユリシーズ』と『荒地』―奇跡の年一九二二年 ほか)
2 嬉遊の巻 ユリシーズはこんなに面白い!(スティーヴンの目覚め
わあ、ごっつごつ! ほか)
3 発見の巻 ジェイムズ・ジョイスの謎を解く(全)(「当り前」からジョイスを読む
なんだか「犬」が匂う ほか)
4 帰還の巻 ユリシーズ13‐18 試訳と構想(断章―十三章・十四章・十六章・十八章
第十七章“イタケー” ほか)

出版社・メーカーコメント

天才翻訳家が遺した『ユリシーズ』に関する文章を集成。第12章の発犬伝をはじめ、1922年のパリ、音楽、競馬、13-18章の試訳など、ジョイスフルな言葉に満ちたファン待望の一冊。

著者紹介

柳瀬 尚紀 (ヤナセ ナオキ)  
1943年根室市生まれ。早稲田大学大学院修了。英米文学翻訳家。2016年7月30日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)