
チリの地震 クライスト短篇集
河出文庫
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 1996年10月 |
ISBNコード |
978-4-309-46162-5
(4-309-46162-X) |
税込価格 | 726円 |
頁数・縦 | 238P 15cm |
商品内容
要旨 |
古典主義とドイツ・ロマン派のはざまで三十四年の凄絶な生涯を終えた孤高の詩人=劇作家クライスト…。カタクリスム(天変地異)やカタストロフ(ペスト、火災、植民地暴動)を背景とした人間たちの悲劇的な物語を、完璧な文体と完璧な短篇技法で叙事詩にまで高めた、待望の集成。貴重なエッセイ二篇を付し、今はじめてこの天才作家の全貌が明らかとなる。 |
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おすすめコメント
古典だが強烈にエキセントリックである。ゲーテに挑戦し、ナポレオン暗殺を企て、人妻と心中した天才の本。過度に充電された物語がある。宝石をカットするよう刻まれた、硬質で凝固した文体。急激なストーリー展開。溶岩の熱情。…風景のすべてが尋常じゃない速度に憑かれてる。―これは凍結と透視による醒めた狂気の魅惑。