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アレクサンドリア四重奏 2

バルタザール

アレクサンドリア四重奏   2

出版社名 河出書房新社
出版年月 2007年5月
ISBNコード 978-4-309-62302-3
4-309-62302-6
税込価格 2,640円
頁数・縦 317P 20cm
シリーズ名 アレクサンドリア四重奏

商品内容

要旨

ある日突然、バルタザールがやってきて、ジュスティーヌをめぐるぼくの手記が、真実から遠く離れていると告げる。ジュスティーヌがほんとうに愛していたのはぼくではなく、ぼくは嫉妬に狂った夫の目をくらますための囮に過ぎなかったというのだ。真実と思っていた過去を、ぼくはすべて再構成してみる必要に迫られた。愛の真相はいったいどこにあるのか。このアレクサンドリアの街に、ほんとうは何が起こったのか―。

出版社
商品紹介

愛の真相はどこにあるのか。このアレクサンドリアの街に本当は何が起こったのか。暗い真実の裏側をのぞくと──謎が謎を呼ぶ第2部。

著者紹介

ダレル,ロレンス (ダレル,ロレンス)   Durrell,Lawrence
1912〜1990。1912年、イギリス系植民者の息子としてインドに生まれる。11歳のとき、父の意向でイギリス本国に渡り、カンタベリーの寄宿学校に入学するが、学校の教育が性に合わず退学。個人教授を受けながらケンブリッジ大学の入学試験を試みて失敗する。その後、不動産屋で働いたりナイトクラブでピアノを弾いたりするが定職にはつかない。1935年23歳で、家族とともにギリシア領コルフ島に移住。数年間この島で暮らしてから外交官生活に入り、アテネ、カイロ、アレクサンドリア、ロードス島、コルドバ(アルゼンチン)、ベオグラードなどに滞在する。1938年、小説『黒い本』をパリにて発表。T・S・エリオットやヘンリー・ミラーに絶讃されて作家としての地位を確立する。1953年、キプロス島に住まいを移し、『ジュスティーヌ』の執筆を開始、1957年にはこの島のルポルタージュ『にがいレモン』でダフ・クーパー賞を受賞する。同年、南フランスに移住。ここを永住の地として創作活動に専念。詩集、紀行など多数
高松 雄一 (タカマツ ユウイチ)  
1929年、北海道室蘭市に生まれる。東京大学文学部卒業。イギリス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)