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世界史の中のフクシマ ナガサキから世界へ

河出ブックス 038

出版社名 河出書房新社
出版年月 2011年12月
ISBNコード 978-4-309-62438-9
4-309-62438-3
税込価格 1,430円
頁数・縦 203P 19cm

商品内容

要旨

3・11以降の世界にヒロシマ・ナガサキの体験はどう反響させるべきか。フクシマはアラブからロンドン、ニューヨークへと連なる民衆たちのうねりとどう響きあうのか。原爆を「神の摂理」とした永井隆の検証をとおしてナガサキを問いかえし、3・11、そしてフクシマがなぜ世界史的な事件なのか、3・11の断絶のあと、われわれに残された希望とは何か。緊急にして渾身の力編。

目次

第1章 ナガサキから(浦上へ
原爆の初の記録
聖別化された人 ほか)
第2章 フクシマへ(第五福竜丸の被爆
六〇年代の大江健三郎
架空の原発と放火事件 ほか)
第3章 言葉なき人の声を代弁する―狐火インタビュー
第4章 尊厳を傷つけられた人々(「ツメナシ団」
「何を待っている?」
暴動か、革命か ほか)

出版社
商品紹介

3・11以降、残された希望はあるのか。ヒロシマ・ナガサキを問い返しながら、世界史的スケールで2011年の苦悩を刻印する渾身の力編。

著者紹介

陣野 俊史 (ジンノ トシフミ)  
1961年、長崎県生まれ。文芸批評、音楽批評(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)