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「原っぱ」という社会がほしい

河出新書 025

出版社名 河出書房新社
出版年月 2021年1月
ISBNコード 978-4-309-63127-1
4-309-63127-4
税込価格 924円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

「ここでもう一度、そもそも「社会」とはどういうものだったかを考えてみる必要がある。」と書かれたまま未完に終わった橋本さんの論考「「近未来」としての平成」。そのテキストに応答する原稿を過去の著作から集めて一冊に。同じく遺稿となったエッセイ「遠い地平、低い視点」の書籍未掲載分も収録。橋本治、最後のメッセージ。

目次

第1章 「近未来」としての平成(昭和の終わりと平成の始まり
「時代」とはなんだ?)
第2章 「昭和」が向こうへ飛んでいく
第3章 原っぱの論理(メンドクサイことなんか知らない
女ばっかりやたらいた
我が祖母、橋本千代のこと
近所にも子供達がいた ほか)
第4章 遠い地平、低い視点(闘病記、またしても
なぜこんなに癌になる?
窓からの眺め
観光客が嫌いだ)
特別掲載 野間文芸賞贈呈式スピーチ原稿

出版社・メーカーコメント

そもそも「社会」とはどういうものだったか? 絶筆となった論考「「近未来」としての平成」を中心とした、橋本流「近代論」集成! 橋本治が理想とした「原っぱの論理」とは何だったのか?

著者紹介

橋本 治 (ハシモト オサム)  
1948年東京生まれ。東京大学文学部卒。77年『桃尻娘』で小説現代新人賞佳作を受賞しデビュー。小説・評論・古典の現代語訳・イラストなど幅広い分野で活躍。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『草薙の剣』で野間文芸賞を受賞。2019年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)