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大阪のなぞ 歴史がつくってきた街のかたち

河出新書 088

出版社名 河出書房新社
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-309-63191-2
4-309-63191-6
税込価格 990円
頁数・縦 188P 18cm

商品内容

要旨

東京をしのぐ商いの都として「大大阪」と呼ばれ、因習にとらわれず、実利を重んじる都市性から「日本のアメリカ」とも称された大阪。いまの大阪人が忘れ去った、かつての繁栄の痕跡や、文化的な所産、出来事の断片といった「なぞ」を探究することで、経済都市として発展した1920〜1930年代から、戦後復興期、高度経済成長期、そして今日へと受け継がれた精神、すなわち「大阪イズム」を掘り起こしていく。

目次

1 建築が語る「大阪」(大浜公会堂が大阪市中央公会堂の原型?
幻の大阪宮殿計画 ほか)
2 交通から見た「大阪」(南大阪のアルプス
天神橋発京都行き「超特急」 ほか)
3 商売から知る「大阪」(近江商人と大阪商人
箕面駅前に「大阪初のカフェ」があった ほか)
4 都市に隠れた「大阪」(箕面動物園は日本一
難波橋筋に難波橋はない ほか)
5 歴史が誘う「大阪」(馬飼いの里と「はにわ親子馬」
樟葉に宮があった ほか)

出版社・メーカーコメント

大阪という街はこういうふうにできている!これが大阪イズム!難波橋筋に難波橋はない?」「道頓堀のゴールインマークは何代目?」「食品サンプルは大阪発祥か?」「誰が大阪城復興天守閣を発案したのか?」「大阪に世界一のプールがあった?」関西の都市政策や都市文化を研究し、大阪府と大阪市の特別顧問も務める、まさに大阪という街を知りつくした著書が、謎に満ちたその歴史、デザイン、建築……を縦横無尽に解説する。貴重な図版も多数掲載。

著者紹介

橋爪 紳也 (ハシヅメ シンヤ)  
1960年、大阪市生まれ。大阪公立大学研究推進機構特別教授・同観光産業戦略研究所長。建築史・都市文化論専攻。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)