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世界探検全集 02

三大陸周遊記

  • イブン・バットゥータ/著 前嶋信次/訳
出版社名 河出書房新社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-309-71182-9
4-309-71182-0
税込価格 2,750円
頁数・縦 348P 20cm
シリーズ名 世界探検全集

商品内容

要旨

世界はかくも多様で、きらめく文化に溢れていた―一三二五年、若きイブン・バットゥータはメッカへの巡礼へ旅立った。途上の町で出会った長老の不思議な予言に導かれ、アフリカ、東ヨーロッパ、中東、インド、東南アジア、中国へと足かけ三〇年、生涯を旅に生きる。一四世紀イスラム・ユーラシア圏の多彩な世界を俯瞰する、新奇と旅の脅威に満ちた紀行文学の白眉。

目次

ナビゲーション 快適と危険に耽溺する空前絶後の旅行記(高野秀行)
前篇(ナイルの水は甘し
イエスのふるさと
アラビヤの聖都
シーラーズの緑園
バグダードは荒れたり
真珠わくペルシャの海
アナドル高原の王者ら
キプチャック大草原
サマルカンドの星のもと)
後篇(黄金と死の都
功名は浮雲のごとく
危難をかさねて
わたつみの女王国
南海より黄河の国へ
柘榴みのるアンダルシヤ
サハラの奥地へ
むすび)

出版社・メーカーコメント

未知の世界に憧れるまま、足掛け29年にわたりモロッコから西アジア・インドを経て中国まで行脚。14世紀における三大陸の諸情勢を活写した紀行文学の最高峰。ナビゲーション高野秀行

著者紹介

バットゥータ,イブン (バットゥータ,イブン)   Batt〓tah,Ibn
1304‐1377。アラビヤの旅行家。北部モロッコに生まれ、22歳の時に聖地メッカの巡礼を志して故郷を離れ、以後、足かけ30年間にわたり、アフリカ・西アジア、南ロシヤ・バルカン半島・中央アジア・インド・スマトラ・中国・スペイン・サハラ砂漠など文字通り三大陸を旅行。この間、滞在地で法官に任ぜられるなど高い教養の持ち主でもあった
前嶋 信次 (マエジマ シンジ)  
1903‐1983。1903年山梨県に生まれる。東大文学部東洋史学科を卒業。大学では藤田豊八教授の下で、アラブ族の中央アジア征服史を研究。1928年藤田博士に従って渡台、台北大助手となる。1940年満鉄東亜経済局に入り、厖大なイスラム文献を自由にする機会を得た。1950年以後は慶應大学に勤務。同大学語学研究所を経て文学部教授となり、同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)