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日本文学全集 13

樋口一葉 たけくらべ

出版社名 河出書房新社
出版年月 2015年2月
ISBNコード 978-4-309-72883-4
4-309-72883-9
税込価格 3,190円
頁数・縦 562P 20cm
シリーズ名 日本文学全集

商品内容

要旨

吉原の廓の隣町を舞台に、快活な十四歳の美少女・美登利と、内向的な少年・信如の淡い想いが交錯する、一葉「たけくらべ」(新訳・川上未映子)。東大入学のために上京し、初めて出会う都会の自由な女性や友人に翻弄される青年を描いた、漱石「三四郎」。謎めいた未亡人と関係を重ねる作家志望の文学青年・小泉純一が、芸術と恋愛の理想と現実の狭間で葛藤する、鴎外「青年」。明治時代に新しい文学を切り開いた文豪三人による、青春小説の傑作三作を収録。

出版社
商品紹介

思春期の淡い想いが交錯する一葉「たけくらべ(新訳・川上未映子)、上京青年の惑いを描いた漱石「三四郎」と鴎外「青年」を収録。

著者紹介

樋口 一葉 (ヒグチ イチヨウ)  
1872〜1896。東京生まれ。1886年、中島歌子の歌塾「萩の舎」に入門。17歳の時に父の死去により、一家の生計を担うことになる。91年、半井桃水に師事して小説執筆を開始。貧困の中創作された「闇桜」「うもれ木」で注目を集める。94年から「奇跡の14ヶ月」と言われる死去までの約一年間に「大つごもり」「にごりえ」「十三夜」など、この時代に生きる女性の切実な苦悩を描いた作品を次々に発表。24歳の若さで肺結核で死去
夏目 漱石 (ナツメ ソウセキ)  
1867〜1916。江戸生まれ。1893年、帝国大学文科大学(現在の東京大学)英文学科卒業後、1900年、イギリスへ留学。帰国後、日本人として帝大初の英文科講師となる。05年『吾輩は猫である』を発表し注目を集め、07年、教職を辞し朝日新聞の専属作家に。その後の代表作に『それから』『門』『彼岸過迄』『こころ』『道草』『明暗』など
森 鴎外 (モリ オウガイ)  
1862〜1922。石見国(現在の島根県)生まれ。1881年、帝国大学医科大学(現在の東京大学医学部)卒業後、陸軍軍医副となり、84年、ドイツに留学。88年に帰国後、留学中に交際していた女性エリーゼとの悲恋を描いた『舞姫』を発表し注目を集める。軍医学校長、軍医総監等を歴任の一方、翻訳・評論・創作・文芸誌発行など多岐に亘る分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)