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日本文学全集 23

中上健次

出版社名 河出書房新社
出版年月 2015年1月
ISBNコード 978-4-309-72893-3
4-309-72893-6
税込価格 3,080円
頁数・縦 497P 20cm
シリーズ名 日本文学全集

商品内容

要旨

望まれぬ子として生を享けた美しき少女フサは、十五の春に運命の地へと旅立つ―三部作『岬』『枯木灘』『地の果て至上の時』の前史となる、過酷な運命を力強く奔放に生きた母の物語「鳳仙花」。若死にの宿業を背負う中本一統の荒くれ者達を、路地唯一の産婆オリュウノオバが幻惑的に語る『千年の愉楽』より「半蔵の鳥」「ラプラタ綺譚」。他、虚実のあわいを描いた怪奇譚『熊野集』と神話の源である故郷を活写したルポ『紀州』より五編を収録。作中登場人物系図他、充実の参考資料付。

出版社
商品紹介

母がモデルの長編「鳳仙花」、『千年の愉楽』より「半蔵の鳥」他収録。欲望と悲しみ・憤りを熊野を舞台に描いた中上健次の小宇宙。

著者紹介

中上 健次 (ナカガミ ケンジ)  
1946〜1992。和歌山県新宮市生まれ。新宮高校卒業後上京し、「文藝首都」の同人に。74年、第一作品集である『十九歳の地図』で注目を集め、76年『岬』で戦後生まれとしては初めての芥川賞、『枯木灘』で77年に毎日出版文化賞、78年に芸術選奨新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)