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日本文学全集 25

須賀敦子

出版社名 河出書房新社
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-309-72895-7
4-309-72895-2
税込価格 3,080円
頁数・縦 517P 20cm
シリーズ名 日本文学全集

商品内容

要旨

六〇年代ミラノ・コルシア書店に集う、理想の共同体を夢見る人々の情景を温かい眼差しで描いた『コルシア書店の仲間たち』と、珠玉の各作品集から、「遠い霧の匂い」「ガッティの背中」「マリ・ルイーズ Marie Louise」「カティアが歩いた道」「オリエント・エクスプレス」「雨のなかを走る男たち」「スパッカ・ナポリ」など。また須賀が魅せられたマルグリット・ユルスナール、ナタリア・ギンズブルグ、ウンベルト・サバの三人をめぐるエッセーと訳詩を厳選。豊かな教養に裏打ちされ、温かくも静謐な筆致で描いた傑作集。

目次

コルシア書店の仲間たち
ミラノ 霧の風景
旅のあいまに
ヴェネツィアの宿
トリエステの坂道
時のかけらたち
マルグリット・ユルスナール
ナタリア・ギンズブルグ
ウンベルト・サバ

おすすめコメント

イタリアでの記憶を円熟させ、深い眼差しで珠玉のエッセーを厳選。ミラノの共同体に集う人々を描く『コルシア書店の仲間たち』他。

著者紹介

須賀 敦子 (スガ アツコ)  
1929~1998。兵庫県生まれ。聖心女子大学卒業。1953年よりパリ、ローマに留学、その後イタリア・ミラノに在住。71年帰国後、慶應義塾大学で文学博士号取得、上智大学比較文化学部教授を務めた。イタリア暮らしの記憶を回想したエッセー『ミラノ 霧の風景』で講談社エッセイ賞、女性文学賞を受賞。翻訳も多く手掛けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)