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利己的な遺伝子

増補新装版

出版社名 紀伊国屋書店
出版年月 2006年5月
ISBNコード 978-4-314-01003-0
4-314-01003-7
税込価格 3,080円
頁数・縦 558P 20cm
シリーズ名 生物=生存機械論

商品内容

要旨

「なぜ世の中から争いがなくならないのか」「なぜ男は浮気をするのか」―本書は、動物や人間社会でみられる親子の対立と保護、雌雄の争い、攻撃やなわばり行動などが、なぜ進化したかを説き明かす。この謎解きに当り、著者は、視点を個体から遺伝子に移し、自らのコピーを増やそうとする遺伝子の利己性から快刀乱麻、明快な解答を与える。初刷30年目を記念し、ドーキンス自身による序文などを追加した版の全訳。

目次

人はなぜいるのか
自己複製子
不滅のコイル
遺伝子機械
攻撃―安定性と利己的機械
遺伝子道
家族計画
世代間の争い
雄と雌の争い
ぼくの背中を掻いておくれ、お返しに背中をふみつけてやろう
ミーム―新登場の自己複製子
気のいい奴が一番になる
遺伝子の長い腕

おすすめコメント

分野を超えて多大な影響を及ぼし続ける世界的ロングセラー。生物界を操る利己的遺伝子の真相に迫る。世界を震撼させた天才生物学者の洞察。ドーキンスの新序文と書評3本収録。

著者紹介

ドーキンス,リチャード (ドーキンス,リチャード)   Dawkins,Richard
1941年生まれ。エソロジーの研究でノーベル賞を受賞したニコ・ティンバーゲンの弟子。現在、オックスフォード大学科学啓蒙のためのチャールズ・シソニー講座教授。1976年に刊行された処女作『利己的な遺伝子』が世界的な大ベストセラーとなり、ドーキンスの名声を世界に轟かせた。英国学士院会員。1987年英国学士院文学賞とロサンゼルスタイムズ文学賞、1990年マイケル・ファラデー賞、1994年中山賞、1997年国際コスモス科学賞、2001年キスラー賞、2005年シェイクスピア賞を受賞
日高 敏隆 (ヒダカ トシタカ)  
1930年生まれ。東京大学理学部卒業。京都大学名誉教授、総合地球環境学研究所所長。動物行動学者
岸 由二 (キシ ユウジ)  
1947年生まれ。横浜市立大学卒業。慶応大学経済学部教授
羽田 節子 (ハネダ セツコ)  
1944年生まれ。東京農工大学卒業。現在、動物学関係の翻訳に携わる
垂水 雄二 (タルミ ユウジ)  
1942年生まれ。京都大学理学部卒業。現在、科学ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)