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中古典のすすめ

出版社名 紀伊國屋書店
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-314-01152-5
4-314-01152-1
税込価格 1,870円
頁数・縦 317P 19cm

商品内容

要旨

「ベストセラー」以上「古典」未満。人気文芸評論家が、ひと昔前のベストセラー48点の賞味期限を判定する。

目次

一九六〇年代(水平社運動に向かった少年たちの物語―住井すゑ『橋のない川』
憲法が破壊される時代への警告―丸山眞男『日本の思想』 ほか)
一九七〇年代(みんなだまされた怪評論―イザヤ・ベンダサン『日本人とユダヤ人』
死を選んだ女学生の「いちご白書」―高野悦子『二十歳の原点』 ほか)
一九八〇年代(伝説のアイドルの「闘い」の書―山口百惠『蒼い時』
旧日本軍の暗部を暴いたノンフィクション―森村誠一『悪魔の飽食』 ほか)
一九九〇年代(利用された自尊史観―司馬遼太郎『この国のかたち』
バブル崩壊期の典雅な寝言―中野孝次『清貧の思想』 ほか)

著者紹介

斎藤 美奈子 (サイトウ ミナコ)  
1956年新潟県生まれ。文芸評論家。児童書等の編集者をへて、94年に文芸評論『妊娠小説』でデビュー。2002年『文章読本さん江』で、第一回小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)