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バッド・ランゲージ 悪い言葉の哲学入門

出版社名 勁草書房
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-326-10310-2
4-326-10310-8
税込価格 4,950円
頁数・縦 342,20P 21cm

商品内容

要旨

「実社会の言語」問題に切り込む、これからの言語哲学入門書。他者が用いる言葉のダークサイドの力に対抗し、そして自分がダークサイドに陥らないために。

目次

理想化されたコミュニケーション
言葉を非理想的に使う三つの方法
真理をぞんざいに扱う
でたらめと根深いでたらめ
概念工学
蔑称
語彙効果
総称文と欠陥のある推論
理想的でない言語行為
言葉による抑圧と言葉による声の封殺
同意という言語行為
言語の理想理論と非理想理論について考える
訳者解説

出版社・メーカーコメント

"言葉のダークサイドに立ち向かえ。社会に溢れる言葉の悪用に着目し実践的な言語の問題を考える言語哲学の新基軸への格好の入門書。 他者が用いる言葉のダークサイドの力に対抗するためにも、そして自分がダークサイドに陥らないためにも、「悪い言葉」をよく理解しておく必要がある。これまで主流の言語哲学が見過ごしてきた「実社会の言語」の問題に切り込む画期の書。言語哲学が、より開かれたものとなり、真に私たちの哲学になるための一つの大きな契機として。【原著】Herman Cappelen and Josh Dever, Bad Language(Oxford University Press, 2019)"

著者紹介

カペレン,ハーマン (カペレン,ハーマン)   Cappelen,Herman
香港大学哲学科教授。PhD(カリフォルニア大学バークレー校)。専門は、言語哲学、メタ哲学、概念工学、形而上学、心の哲学
ディーバー,ジョシュ (ディーバー,ジョシュ)   Dever,Josh
テキサス大学オースティン校哲学科教授。PhD(カリフォルニア大学バークレー校)。専門は、言語哲学、論理学の哲学
葛谷 潤 (クズヤ ジュン)  
駒澤大学非常勤講師。博士(文学、東京大学)。専門はフッサール現象学
杉本 英太 (スギモト エイタ)  
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程。修士(文学、東京文学)。専門は古代ギリシャ哲学
仲宗根 勝仁 (ナカソネ カツヒト)  
理化学研究所AIP特別研究員。博士(文学、大阪大学)。専門は言語哲学
中根 杏樹 (ナカネ アンジュ)  
慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程。修士(文学、慶應義塾大学)。専門は倫理学
藤川 直也 (フジカワ ナオヤ)  
東京大学大学院総合文化研究科准教授。博士(文学、京都大学)。専門は言語哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)