• 本

理性の不安 カント哲学の生成と構造

出版社名 勁草書房
出版年月 1980年
ISBNコード 978-4-326-15057-1
4-326-15057-2
税込価格 3,630円
頁数・縦 244,7P 20cm

商品内容

要旨

「理性批判」の哲学者であり、「人間学」としての哲学の提唱者でもあるカントの思考の根底には、むしろ、近世的「人間」主体と、また、近世的といわず西欧の伝統的「理性」一般との存立をおびやかし、その解体と根本的な編成変えとをうながす無定形な不安が、そうおもってみれば、すでにはっきりとうごめきはじめており、それが、また、思考のかくされた究極の原動力ともなっていたのではないか。一言でいえば、およそこのような見通しのもとに、これまで比較的目を向けられることのなかったカント哲学のかくされた基層に、ともかくも一つのさぐりを入れてみること、これが本書の基本的なねらいにほかならない。

目次

1 人間学の地平
2 『視霊者の夢』の周辺
3 カントとルソー―時代に先駆けるものの喜劇と悲劇
4 中間考察―「独断のまどろみ」時代の構造
5 Phase κ‐λの趣味批判関係遺稿について
6 知覚の予科・火・エーテル演繹

著者紹介

坂部 恵 (サカベ メグミ)  
1936年神奈川県に生まれる。1965年東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。現在、桜美林大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)