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介入するアメリカ 理念国家の世界観

出版社名 勁草書房
出版年月 2013年9月
ISBNコード 978-4-326-35165-7
4-326-35165-9
税込価格 3,080円
頁数・縦 264,35P 20cm
シリーズ名 介入するアメリカ

商品内容

要旨

さまざまな地域に文字通り「介入する国家」、アメリカ。しかもアメリカは、人びとの意識のなかにも浸透しようとした国家であった。「自らの姿に似せて他国を作り変えようとする衝動」に基づく介入だ。本書では、おもに冷戦後の外交を分析し、「衝動」の輪郭を浮かび上がらせる。

目次

二一世紀もアメリカの世紀か
第1部 介入と孤立のはざまで(アメリカの理念外交とコソヴォ戦争―人道的介入をめぐるアメリカの言説
リベラル・ホークとは何か―人道的な武力介入論
アメリカにおける国連不信と保守派の言説)
第2部 ブッシュ外交の波紋(アメリカの覇権的正義と米欧対立―「力」への依存の衝撃
イラク戦争の脱争点化とブッシュ政権の言説戦略―増派作戦の言説効果の検証
リベラルな帝国是認論―イグナティエフと対イラク武力行使をめぐる論争
中国を見るアメリカの視線―九・一一テロ攻撃後の対中イメージ)
第3部 オバマ外交の射程(「アメリカ後の世界」におけるアメリカ外交―オバマ外交の世界認識
「台頭する中国」をアメリカはどのように対象化しているか―「衰退する大国」の対中イメージ
変わる世界とアメリカの東アジア外交―オバマ政権の対北朝鮮政策への影響
「アメリカの衰退」と日米関係―同盟を漂流させないために)

出版社
商品紹介

「他国を作り変えようとする衝動」に突き動かされる超大国。主に1990年代後半以降の外交を分析し、「衝動」の輪郭を描く。

著者紹介

中山 俊宏 (ナカヤマ トシヒロ)  
1967年生まれ。青山学院大学国際政治経済学部を卒業。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科博士課程修了、博士(国際政治学)を取得。日本政府国連代表部専門調査員、日本国際問題研究所主任研究員、ブルッキングス研究所招聘客員研究員、津田塾大学学芸学部准教授などを経て、青山学院大学国際政治経済学部教授、日本国際問題研究所客員研究員。専門はアメリカ政治外交、日米関係、国際政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)