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憲法入門

6訂

出版社名 勁草書房
出版年月 2017年2月
ISBNコード 978-4-326-45109-8
4-326-45109-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 218,3P 19cm
シリーズ名 憲法入門

商品内容

要旨

40年前、「立憲主義」の語を処女作(小社刊)の書名に選んだ著者が、安保法制・改憲論議を見すえての加筆・改訂。日本国憲法を、人類社会の大きな流れのタテ糸(歴史)とヨコ糸(比較)の交差のなかに位置づける。憲法のあるべき姿と本質を示す決定版入門書。

目次

憲法から見た「東西」と「南北」―「四つの’89年」とその後
日本の近代にとって「憲法」とは―「和魂洋才」と「西洋かぶれ」の間
なぜ「国民主権」なのか―日本国憲法の生まれに即して
なぜ「平和のうちに生存する権利」なのか―国際化時代の「国家」とは
なぜ「人権」なのか―「個人の尊厳」の重み
政治的権力からの人権と社会的権力からの人権―国家の役割はどこまで?
思想・信仰と教育―自分が自分でなくならないために
表現の自由―なぜ「優越的」か
経済的自由と社会権―「自由」と「公正」の間で
選挙権と代表―選ぶものと選ばれたものの関係
中央の政治と地方の政治―政党のはたらきと住民自治の役割
公正な裁判と裁判の独立―「人権のとりで」としての期待
違憲審査の積極主義と消極主義―「憲法の番人」ということの意味
憲法改正と憲法擁護義務―「憲法をまもる」とはどんなことか

おすすめコメント

2015年、反対の声を黙殺し、安保法案可決――。日本国憲法はどこへ行くのか。あるべき姿と本質を示す決定版入門書、必然の改訂!

著者紹介

樋口 陽一 (ヒグチ ヨウイチ)  
東北大学教授、パリ大学客員教授、東京大学教授などを経て、現在、日本学士院会員。憲法学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)