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強欲資本主義は死んだ 個人主義からコミュニティの時代へ

出版社名 勁草書房
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-326-55092-0
4-326-55092-9
税込価格 3,850円
頁数・縦 264,29P 20cm

商品内容

要旨

「古い資本主義」の混迷を回顧し、「新しい資本主義」を展望する!いま経済と政治を混乱させているのは、個人主義の行き過ぎであり、自己中心的思考の蔓延である。「私が生み出したものはすべて私のもの」であり、「私が正しいのだから私に従え」と主張する。どちらも「私がすべて」である。こうした過剰な個人主義が経済格差と政治の機能不全をもたらした。必要なのは独善的リーダーでも、株主主権の強化でも、国家による中央集権化でもなく、地域コミュニティや多様な中間組織の再生だ。マイケル・サンデルらは市場競争がコミュニティを破壊するというが、資本主義とコミュニティは共存し、「共創」できる。その処方箋を本書は提示する。

目次

何が起こっているのか?
第1部 個人主義の勝利(個人主義経済学
権利
公民権から表現的アイデンティティへ)
第2部 政府―苦悩の症状(父権主義的国家の興亡
政治的地殻変動
労働党が労働者階級の支持を失った経緯)
第3部 コミュニティ(私たちのコミュニティ的性質
コミュニタリアンの統治
コミュニタリアンの政治
コミュニタリアリズム、市場、ビジネス
場のコミュニティ)
エピローグ 嵐から身を守るために

出版社・メーカーコメント

イギリスの最強エコノミストからの警告! 自信過剰な経営者も、独善的な社会運動家や政治家も、個人主義は社会を幸せにしない。21世紀のいま、経済と政治を混乱に陥れているのは二つの個人主義だ。市場原理主義が擁護してきた所有的個人主義と、自分の権利を声高に主張する表現的個人主義。「私がすべてだ」という傲慢な態度は捨て、今こそ足元のコミュニティを復活させよう。市場と共存するコミュニティをめざして、さぁ、新しい資本主義へ! 【原著】Paul Collier and John Kay, Greed Is Dead: Politics After Individualism (Penguin, 2020)

著者紹介

コリアー,ポール (コリアー,ポール)   Collier,Paul
オックスフォード大学ブラヴァトニック公共政策大学院経済学・公共政策教授。1998年から2003年まで世界銀行研究開発部門ディレクターを務めた。現在はパリ政治学院客員教授や国際成長センターのディレクターも務めている
ケイ,ジョン (ケイ,ジョン)   Kay,John
イギリスを代表する経済学者のひとりであり、現在はオックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジ・フェロー。フィナンシャルタイムズ紙に長年コラムを執筆し、イギリス政府の依頼により証券市場改革案(ケイ・レビュー)をまとめたことでも知られる。財政政策研究所ディレクター等歴任
池本 幸生 (イケモト ユキオ)  
東京大学名誉教授。京都大学経済学部を卒業後、アジア経済研究所に入所。その後、京都大学東南アジア研究センター助教授、東京大学東洋文化研究所教授などを歴任。京都大学より博士(経済学)を取得
栗林 寛幸 (クリバヤシ ヒロユキ)  
東京大学特任研究員。東京大学教養学部を卒業(国際関係論)。ケンブリッジ大学大学院修士課程を修了(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)